毎日、決まった時間に出勤する。
言われたことはこなす。
ミスがないように気をつける。
サボっているわけでもない。
手を抜いているわけでもない。
ちゃんと働いている。
それなのに、帰り道でふと思う。
今日も何かが失われ、増えたという気がしない。
この感覚に名前をつけられずにいた人に、この記事を書いている。
消耗と成果は、別だった
忙しい日ほど、「頑張った」と思えない。
疲れただけで終わる。
人の機嫌を気にして、
余計なことまで引き受けて、
場の空気を整えて——
帰る頃には、ただぐったりしている。
成果というより、消耗だけが残る。
気づいたのは、仕事そのものよりも
“人間関係の調整役”として疲れていたということだった。
本来の業務の何倍ものエネルギーを、誰かの機嫌を損ねないことに使っていた。
それはどこにも評価されないし、自分の中にも何も残らない。
ただ減っていくだけだった。
お金と心のバランス
生活のために働く。
それは現実。
でも、心まで差し出す必要はない。
最近、少しずつ考えるようになった。
この仕事は、私の時間と引き換えにお金をもらっている。
でも、私の全部と引き換えにする必要はない。
線を引くー。
ここまでが仕事ーーーここからは私。
たったそれだけのことが、長い間できなかった。
仕事と自分の境界が曖昧なまま、ずっと全部を差し出していた。
その線を引いただけで、少しだけ呼吸が楽になった。
少しずつ、雇われない方向へ
いきなり辞めることはできない。
貯金も十分じゃないし、不安もある。
でも、「このまましかない」と思わなくなった。
少しずつ、自分の収入源を考える。
少しずつ、外の世界を知る。
少しずつ、依存を減らす。
今はまだ途中だ。
雇用に頼らず生きていけるようになるまで、まだ時間がかかる。
それでも、“選べる未来”を持つだけで、今日の消耗は少し軽くなる。
今日も消耗した。
でも、これが永遠に続くわけじゃない。
そう思えるようになっただけで、家路につく景色が少し変わった。


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